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病院の湿度管理の基本や方法を解説!おすすめ製品も紹介

投稿日:2024年12月【コラム】

病院の湿度管理の基本や方法を解説!おすすめ製品も紹介

病院・クリニックなどの医療機関においては室温だけでなく、湿度管理も重要になります。
しかし、年間を通して適切な湿度を保ち続けるのは容易なことではありません。

今回の記事では、病院における湿度管理の重要性や、具体的な方法、湿度管理に役立つおすすめ製品をご紹介します。

病院の湿度管理でお悩みの方、機器や設備の導入を検討されている方はぜひ参考にしてください。

 

病院の湿度管理の重要性

医療機関における湿度管理は、患者や医療従事者の健康と快適性を守るために重要です。
適切な湿度は一般的に40~60%程度とされており、その範囲を維持することで、ウイルスや細菌の繁殖を抑え、感染リスクを軽減することができます。

湿度が低すぎると空気が乾燥し、ウイルスが長時間空中に漂いやすくなり、感染する可能性が高まります。鼻や喉の粘膜が乾燥すると免疫力が低下すると言われています。一方で、湿度が高すぎる場合には、カビやダニが発生しやすくなり、アレルギーや健康被害のリスクが生じます。

また、適切な湿度管理は快適な療養環境を実現する上でも欠かせません。
空気が乾燥した環境では、抵抗力が低下することもあるため、湿度管理は患者の早期回復を支える要素のひとつとも言えます。

患者の回復に影響を与えるだけでなく、医療従事者の健康や業務効率にも大きな影響を及ぼします。湿度が適切に保たれている環境は身体への負担が少ないため働きやすくなります。

動いているスタッフとじっとしている患者では発熱量が異なります。湿度管理された環境は人体生理に即した空調であり、健康的な環境が実現します。

さらに、湿度管理は医療機器の保護にも寄与します。湿度が極端に高いまたは低い環境では、精密機器が故障するリスクが高まり、機器の耐久性や性能に影響を及ぼす可能性があるのです。

このように、病院における湿度管理は、患者やスタッフ、設備の保護に直結する重要な取り組みです。

 

病院の湿度管理の方法

病院の湿度管理の方法

 

ここからは、湿度管理の基本や具体的な方法を解説します。

 

湿度管理と換気の関係

適切な湿度管理を行うにはモニタリングが必要です。
湿度を測定し、室内環境が適切な範囲(40~60%)に維持されているか定期的に確認することで、乾燥や湿気を早期に察知し、迅速に対応することができます。

また、適切な換気量の確保も健康的な空気環境には必要不可欠です。
自然換気では外気の影響が大きく、病院における湿度管理という観点では、適切な機器や設備の導入が不可欠です。

 

機器・設備の導入

季節や天候によって湿度が大きく変動する環境では、加湿器や除湿器の使用が効果的です。
それらの機器を活用することで、室内の湿度を効率的にコントロールし、患者や医療スタッフにとって快適で安全な空間を維持することができます。

特に、乾燥しやすい冬場や湿気がこもりやすい梅雨の時期には、それらの機器の使用が適切な湿度を保つ上で重要です。

なお、湿度調整機能が組み込まれた空調システムを活用することで、湿度管理を効率化できます。自動で温湿度を調整できるシステムであれば、日々の運用が簡便になるだけでなく、人的負担の軽減にもつながります。

 

病院の湿度管理に最適な「リキッドデシカント空調機」

病院の湿度管理に最適な「リキッドデシカント空調機」

弊社、ダイナエアー株式会社が提供している「リキッドデシカント空調機」は、換気をしながら除湿と加湿が可能な空調設備です。病院内の衛生環境を保つと同時に、エネルギー効率を高めることが可能で、多くの施設で導入されています。

 

リキッドデシカント空調機とは?
液体調湿剤を利用して湿度を動的に制御する画期的な技術を採用。温度や湿度を正確に調整できるため、患者や医療スタッフにとって最適な空間を維持できます。外気の湿度が大きく変動する環境下でも安定した管理が可能です。

 

清潔かつ効果的な除湿・加湿が可能
除菌作用のある調湿剤を使用し、清潔かつ効果的な加湿・除湿を実現。湿度の幅広い調整が可能で、院内の感染リスクを抑えます。

 

省エネルギー性
未利用熱や低位排熱を活用できる設計により、エネルギー効率が高く、ランニングコストを削減。病院の運営にも貢献します。

 

多彩な製品ラインナップ
各種モデルがラインナップされており、大規模な病院から個別の診療室まで対応可能。モジュール設計により設置も容易です。

 

リキッドデシカント空調機を導入することで、病院の適切な湿度管理と換気が容易に実現できます。

 

リキッドデシカント空調機の詳細はこちら

 

導入事例

リキッドデシカント空調機の医療機関への導入事例を紹介します。

 

京都岡本記念病院(京都府)

京都岡本記念病院(京都府)

2016年に新築移転した京都岡本記念病院では、患者や来院者に快適な環境を提供するために導入されました。

419床の病床エリア(10,000㎡)を対象に、除湿・加湿・除菌・除塵・消臭を実現。冬季でも湿度40%程度を維持し、風邪やインフルエンザの蔓延防止、院内感染予防に貢献しています。

 

指扇病院(埼玉県)

指扇病院(埼玉県)

2011年に開院した指扇病院では、患者や家族が安心して過ごせる快適な空間を提供するために導入されました。

226床の施設(延床面積12,731㎡)で、換気をしながら除湿・加湿が可能で、除菌・除塵・消臭にも対応している点が高く評価されました。加湿効果が評価され既存の療養病院に追加導入され、病院パンフレットでも紹介されています。

その他の導入事例はこちら

 

病院の湿度管理をするなら

病院の湿度管理は、患者やスタッフの健康維持、感染症拡大の防止、快適な治療環境の実現において重要です。適切な湿度は40~60%で、湿度管理を行う際には、モニタリングや適切な換気が基本になります。

ただし、加湿器による加湿やエアコンによる除湿だけでは限界がありますので適切な機器・設備の導入も不可欠です。

今回は、病院の湿度管理に最適な空調機として除湿・加湿の両方が可能な「リキッドデシカント空調機」をご紹介しました。

病院の湿度管理でお悩みの場合や、適切な機器・設備をお探しの場合にはぜひ導入をご検討ください。

ご質問、ご相談等も受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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