ウイルスの感染が広まる中、感染症予防対策の一つとして「換気」の重要性が指摘されています。
厚生労働省はクラスター(集団)感染発生リスクを回避するための方法として、・換気を励行する:換気の悪い密閉空間にしないよう、換気設備の適切な運転・点検を実施する。定期的に外気を取り入れる換気を実施する。としています。(※1)
それを受けて空気調和・衛生工学会と日本建築学会は換気に関するQ&A等を発表しており、換気の方法について詳しく説明しています。(※2、3)
以上の通り、感染症対策には換気が有効とされていますが、一方で換気を行うと外気を取り込むため、室内の湿度管理が難しくなり、衛生面・快適性への懸念が高まります。湿度管理の重要性については、下記の図の通りとなります。湿度を40~60%に保つことが快適な環境と言われていますが、一般的な空調方式では湿度を設定数値に一定に保つことは難しく、
厚生労働省から推奨される換気を行うとより困難となります。
感染抑制と湿度との関係について最近新しい注目される研究レポートが出てきたのでご紹介いたします。
https://www.annualreviews.org/doi/pdf/10.1146/annurev-virology-012420-022445
モイストプロセッサーは大量の新鮮な外気を除菌・除塵し、温度と湿度を調整して室内に供給する調湿空調装置です。換気を行いながら湿度管理を行うことが可能となり、清浄・調湿された空気を室内に満たす役割を果たします。窓の開放や換気扇の過剰な運転をせずに換気が可能となるため、高い衛生状態を保つことができます。
また、強力な除湿機能と加湿機能が備わっており、簡単な操作で除加湿機能の切り替えを行うことができます。装置本体には、外気の入口(取込口)と出口(給気口)があり、
取り込まれた空気が給気されるまでの過程で快適な状態になるように湿度の調整が行われます。
モイストプロセッサーは温湿度を処理した外気100%で給気を行うため、排気とのバランスを調整することにより室内を正圧にコントロールすることが可能です。室内を正圧に保つことで、隙間風の侵入を防ぎ、空調エネルギーの損失とホコリ等の侵入を減らすことができます。
私たちは空調の本質は、「健康や体調を維持して質の高い活動を実現すること。」と考えています。ウイルスやPM2.5、黄砂及び花粉などによる外気環境の悪化により、人が健康や体調を維持して質の高い活動を実現できる空間を作ることが困難になってきています。
ダイナエアーのモイストプロセッサーとエアコンを併用することにより、自由な温度と湿度の組み合わせを作り出すことができます。
私たちは、健康や体調を維持するため より安全な空間を実現できるよう、サポートいたします。
<参考>
最適な温湿度管理が求められる医療・介護業界向けの動画を公開しております。ぜひご覧ください。
【字幕版】モイストプロセッサーのご説明 概要編
【字幕版】モイストプロセッサーのご説明 詳細編