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導入事例

鳥取城北高等学校 図書館

図書館は本棚によって空間が仕切られ、生徒は思い思いに本を読んだり勉強したりして時間を過ごすことができる

読書も勉強も、長時間居ても快適に

  放課後には勉強したり読書をする生徒でいっぱいになる図書館

鳥取城北高等学校では、生徒だけでなく、学校で働く先生方もモイストプロセッサーによる安定した空気環境の効果を感じている。多くの蔵書を有し、生徒たちが日々訪れる「図書館」で働く加藤晴美先生も室内の湿度が保たれた環境のよさを感じ取っているお一人である。新校舎の図書館は、本棚がずらっと置かれた一般的な図書館とは異なり、生徒たちが雑誌を見たり、本を読むために滞在する時間を楽しめる棚や机、什器のレイアウトが工夫されている。また、多種多様なジャンルの雑誌や蔵書の数々が揃えられ、生徒にさまざまな情報提供をする場所として活用されている。どのような思いで蔵書を揃え、管理し、親しまれる場所づくりを心がけていらっしゃるのか、また、モイストプロセッサーを備えた「図書館」の環境下で生徒たちはどのように過ごしているのか、加藤先生にお話を聞いた。(文章:リトルメディア 中村光恵)

友達と一緒に勉強する生徒たち

本とめぐり逢い、それぞれの時間を過ごせる場所づくり

「この学校の建て替え計画を進める中で、石浦理事長からは私たち教員にもそれぞれに意見を出して一緒につくりあげてほしいとお話がありました。以前の図書館の最大の問題点は、校舎内における配置で、半分以上の生徒が利用しづらい場所に位置していました。新しい校舎では、誰もが使いやすい玄関の近くに図書館を配置してほしいとお願いしました。学校の図書館は、普通はアカデミックな蔵書のみが置かれていますが、この学校では私が本屋さんに行ったり、アマゾンのレビューを見たりして、「旅」、「言葉」、「歌」といったさまざまな分野から生徒たちに読んでほしい本を置いています。本を通して新しい世界との出会いを感じてもらえる場所にしたいのです。家具の配置も業者の方と相談しながら、勉強する生徒も本を読む生徒もそれぞれの時間をゆっくりと過ごせるようにしたいと思いました」

 

気に入った本を手に取り、ゆっくりと読書を楽しむ姿も

空気環境が変わることによって感じる、生徒の変化

快適な場所づくりと共に、モイストプロセッサーの導入によって空気環境についても顕著に変化があったという。また、学校での生徒の生活スタイルの変化も加藤先生は敏感に感じ取っていた。「以前の図書館では、湿気が大きな悩みでした。本がカビてしまうんです。でもモイストプロセッサーが導入されたことで、まったくその心配をしなくてよくなりました。夏も冬も窓を開けることなく換気ができ、かつ湿度がコントロールできるので、図書館で長時間勉強する生徒たちの暑さや寒さを気にかける必要がなくなりました。以前は教室にしか冷暖房が完備されていなかったので、廊下で会話する生徒はほとんどいませんでしたが、今は校舎全体にモイストプロセッサーの効果があるため、廊下で話したり勉強する生徒も多いです。夏場は家よりも学校で勉強する方が快適だそうで、お盆休みの時期に学校に入れないことを残念がる生徒もいます。冬は夏に比べてしっとりとしていてほんのり温かく、暖房も効かせすぎることなくちょうどよい温度になります。学校には自習室もありますが、図書館も居心地がよいようで、放課後は勉強する生徒でいっぱいになります」

加藤晴美先生

3 年間を過ごす場所への想い

「私はこの図書館で働くようになり花粉症が楽になりました。以前は冬場に本を扱う時、乾燥した紙で手を切ることも多かったのですが、今はそれもほとんどなくなりました。学校の財産でもある大切な物品保全のためにも環境的にすごくよいのは感じていて、本の管理もしやすくなりました。とても仕事がしやすいです。 毎日この環境にいて、以前に働いていた学校の環境を振り返ると、生徒にとって大切な3 年間を過ごし、先生にとっても長い時間働く場所である学校の環境はもう少し改善されるべきではないかと思ってしまいます。学校だからということで子どもたちや先生方が暑さや寒さに耐えながら生活するのは教育の場としても問題があるのではないでしょうか。生徒たちが「空気が気持ちよいですね」と言って図書館に長居してくれることに喜びを感じます。こうした環境がさまざまな場所で増えてくれたらいいなと思います」

 

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