SOLVING 06

外気処理にかかるエネルギー消費量を引き下げたい(加湿)

外気処理にかかるエネルギー消費量を引き下げたい(加湿)

一般的な外気処理システムにおけるエネルギーの大量消費

一般的な外気処理システムでは、 エネルギーセンターで作った蒸気を搬送し空調機に供給することで冷たく乾いた外気を加熱・潤し(例)20℃50%で給気する形になりますが、
蒸気ボイラーにおける蒸気生成時の効率が1未満、しかも空調機に蒸気を送る間に蒸気洩れや凝縮等で使用可能な蒸気を30~50%失うと言われ、エネルギーの有効活用が今一つな状態にあります。

現行空調システムの問題点

未利用エネルギーの活用

加湿時の温熱減を蒸気から温水にかえられると空冷ヒートポンプ等の高効率機(COP2.8程度、蒸気式は0.7)が活用できます。しかも排温水が利用できればエネルギー消費量はほぼゼロ。

産業分野の排熱実態

単位:TJ/年

パルプ
製紙
食料品 繊維 化学 石油
石炭
窯業
土石製品
鉄鋼 非鉄
金属
排ガス熱量 99℃未満 1,434 905 347 4,759 0 3,928 0 331
24,806 20,292 7,590 98,377 44,889 43,152 104,474 16,036
合計(A) 26,240 21,197 7,937 103,136 44,889 47,080 104,474 16,367
排ガス熱量割合(A/B) 6% 12% 8% 11% 13% 23%
投入熱量(B) 468,149 180,312 99,802 913,659 353,186 70,445
温水排熱量(C) 25,088 10,223 7,025 287,165 76,379 16,893 194,937 19,340
機械 電気
機械
輸送
機械
ガス
熱供給
電力 清掃 その他
製造機
合計
排ガス熱量 99℃未満 137 1,002 554 58 49,242 0 921 63,617
4,474 5,619 12,094 5,621 211,379 57,942 22,842 679,589
合計(A) 4,611 6,621 12,648 5,679 260,621 57,942 23,763 743,206
排ガス熱量割合(A/B) 16% 13% 18% 9% 4% 15% 14% 8%
投入熱量(B) 29,219 51,612 71,082 62,687 6,244,853 374,028 172,820 9,091,854
温水排熱量(C) 2,047 13,396 37,351 2,016,973 0 4,364 2,711,183

2019年3月
未利用熱エネルギー革新的活用技術研究組合技術開発センター
「産業分野の排熱実態調査報告書」より抜粋

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*エネルギー消費量試算前提
外気 風量:10,000m3/h
温湿度:冬0℃30%

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